正光寺 写経会のご報告(令和6年4月)

2024年4月8日
たった1カ月でも季節の変化を感じられることが、日本の魅力のひとつであります。その中でも春は最も心が躍る季節だと感じている人が多いのではないでしょうか。
そう感じさせるもののひとつが色とりどりの花々です。梅や桜はもちろん、牡丹、沈丁花、モクレンなど挙げたらきりがありません。今日もきれいに咲いた花を一目見ようとカメラを持った方々が、お寺の花々にレンズを向けています。
そんな様子に気を取られながら、今日も内省をするための写経会に参加される方々が、徐々に集まってまいります。暖かな陽気に背中を押されてか、12名定員に対して19名の参加者がお集まりになりました。席を増設する職員の動きもどこか軽やかです。
せっかく来て頂いた方に席が用意できなかったら残念なことです。来月からは原則予約制とする旨の案内が住職からありました。今日参加された方はみな来月の参加申込をされていきました。多忙な毎日、苦悩多き毎日を過ごす我々にとって、このような内省の時間が如何に大切であるか、参加される方はよくよくご理解されているのでしょう。

 来月まで参加された方々が穏やかな毎日を過ごせるよう、最後にお念仏を称えて無事に写経会は終了したのでした。
写経会に参加を希望される方は、原則お電話、メールで事前にお申し込みください。予約なしで当日おいでになっても席をご用意できない可能性があります。よろしくご協力をお願い致します。

電話:03-3901-2017  メール:houji@sk-j.or.jp
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正光寺 写経会のご報告(令和6年4月)

2024年4月8日
2月の写経会を開催しましたので報告いたします。

当日はお天気がぐずついており寒い中でしたが、9名の方にご参加いただきました。
今月は「廃悪修善(はいあくしゅぜん)」について住職からお話しいたしました。
浄土宗の宗祖・法然上人は「廃悪修善はこれ諸仏の通誡なりといえども、当世の我らことごとく違背せり」(『諸人伝説の詞』より)と、廃悪修善の難しさを説いています。

住職からは、完璧を求めるのではなく“なるべく”悪事を行わないようにしていきたいという心がけとともに、ずばり善悪とは何かというお話がありました。
最近はとくにSNSなどを用いて個人の行動や考えが広く発信され、その善悪が問い正される機会が多いように思います。さらには、その批判に夢中になってしまう人、そのことに心を傷める人も多くいるでしょう。

世界中、全ての人にとって等しく善(悪)というものはありません、その真実に私たちはどう向き合うべきでしょうか。
住職からは、自分の善を他者に押し付けることなく、押し付けられることなく、ただひたすら考え行い続けることが大切とお話しいたしました。(住職の詳しい話はこちら

ご参加いただいた方の中には、今回のお話しを熱心にメモに取られている方も見られました。

そして写経の時間では、みなさん心を落ち着かせ、集中することができたご様子でした。
正光寺では、毎月第1日曜日に写経会を開いております。どなたさまも参加自由ですので、お気軽にご参加くださいませ。次回は3月3日の予定です。

お日にちが近くなりましたら、またご案内差し上げます。みなさまどうかご自愛の上お過ごしください。